お弁当によく入っている定番のおかずといえば、卵焼きがありますよね。
鮮やかな黄色い見た目は、パッと目を引いて食欲も湧いてきます。
だけどそんな卵焼きも、焦がしてしまったり焼いてる途中で破けてしまったりしたことはありませんか?
この記事では、卵焼きをキレイに焼くコツを紹介したいと思います。
目次
用意するものは卵と調味料だけ
準備するものは、特に変わったものはありません。いつも焼いているときと同じものを準備します。
今回私が準備したのは、
- 卵(Lサイズ)3個
- 塩
- ほんだし
の3つです。
いつもはめんつゆで味付けをしてますが、今回は切らしていたのでシンプルに塩で味をつけました。
下準備も大切!卵の「カラザ」を取り除く
カラザとは、卵を割ったときに黄身についている白いヒモ状のものです。
これを取り除かないと、卵液がキレイに混ざりません。箸で掬い取るようにして取り除いてください。
カラザを取り除いたら、お好みの調味料を入れて混ぜ合わせます。
今回は卵3個に対して、塩・ほんだし少々で味付けをしました。
キレイに焼くコツは、「火加減」と「巻くタイミング」
いよいよ焼き工程です。
卵液がキレイに混ざっても、焼きで失敗してしまったらキレイに焼けません。ここでは「火加減」と「巻くタイミング」が大事になってきます。
ここからは、工程を追ってキレイに焼くコツを詳しく説明します。
キレイに焼くコツその①「焼くときは弱火で」
キレイに焼くコツの中で、弱火で焼くということが一番大切だと思っています。
卵は火が通りやすいので、強火で焼いたらあっという間に火が通ってしまうからです。
卵液を数回に分けて入れるのですが、次の卵液を入れる前に火が通ってしまうと、巻いたときに卵同士がうまくくっつかず、切ったときにバラバラになってしまいます。イメージは、薄焼き卵を何枚も巻いているような感じです。
そうならないように、弱火で焼くことが重要です。
最初にフライパンを温めるときは、中火で大丈夫です。温まったら弱火にしてくださいね。
キレイに焼くコツその②「油は薄くひく」
フライパンにひく油は薄くします。油が多いと卵同士がくっつかず、きれいに巻けません。それに、油っこい卵焼きなんて嫌ですよね。
こんなふうに、フライパンを温めながら油を広げて、余分な油はキッチンペーパーで拭き取ってください。
拭き取った油はまた使うので、捨てないでくださいね。
キレイに焼くコツその③卵液は少しずつ入れて焼く
フライパンが温まったら、卵液を入れます。
卵液は数回に分けていれますが、この回数が大事なポイントです。卵液は、5〜6回、できるなら7〜8回に分けて入れるのがベストです。
私は以前、卵3個で作った卵液を3〜4回に分けて入れていました。だけど焼き上がりはボロボロだったり、デコボコしていて決してきれいな見た目ではありませんでした。
切ったときの断面も、厚い卵焼きを重ねたような見た目でキレイとは程遠かったです。
そこで中華料理人の友人に聞いたところ、「卵液はもっと分けていれてもいい。3〜4回じゃ少ない」と言われました。
それを聞いてからは卵液を最低5回に分けるようにして焼いています。確かに3〜4回のときとは違って見た目がキレイになりました。
キレイに焼くコツその④「火が通りきらないうちに巻く」
最初の方でも言いましたが、卵は火が通りやすいです。
完全に火が通り切る前に巻いていきましょう。
写真は1回目の卵液です。ちょっと火が通りすぎてしまいました。これだと巻いたときに隙間ができてしまうので、もう少し早く巻き始めたほうがいいです。
このくらい卵液が残っている状態で巻いてもいいです。巻いているうちに火が通って卵同士がくっついて、切ったときに断面がきれいになります。
この写真は最後の巻き作業のときです。
1回で流し入れる卵液の量はいつも目分量なので、「多すぎず、少なすぎず」自分が巻きやすい量を探してみてください。
今回は卵3個を使って、6回に分けて巻きました。もう1回くらい多くても良かったかもしれません。
一番最後の卵液を入れて巻いたら、巻き終わりをキレイにするためにフライパンの側面に卵焼きの巻終わり部分を当てて、しっかり火を通します。
フライパンの上をスライドさせて、はじっこにくっつけます。
この工程は、気にならない人は省いてもいいです。巻き終わりもキレイにしたいという人はしっかりくっつけたほうがいいと思います。
以上で卵焼きの完成です。
きれいな卵焼きが完成!
実は卵焼きを作ったのは久しぶりだったのですが、キレイに焼けました。
最初の巻で少し失敗してしまったので、シワみたいになったりボコボコしたところがありますね。
最初は中火で熱しているので、フライパンの温度が熱すぎたかもしれません。濡れ布巾などにのせて、すこし冷ましてから卵液を入れるといいかもしれませんね。
卵焼きの断面はどうなってる?
上からだけじゃなく、横からも見てみましょう。
ちょっと隙間ができちゃったけど、全体的にはきれいに焼けたほうだと思います。
私は白身がはっきり残っているのが好きでは無いので、しっかり混ぜて焼いています。そのほうが見た目もキレイだし、作り終えたときに達成感があるんです。
見た目も鮮やかな卵焼き、完成!
切った卵焼きをお皿に乗せて、完成〜。
食卓に映える黄色は、見るだけで食欲が湧いてきそうです。
きれいな卵焼きを作るコツとポイントまとめ
卵焼きを焦がさずキレイに焼くポイントは、以下の5つ!
- カラザを取り除く
- 油は薄く
- 弱火で焼く
- 卵液は5〜6回(できるなら7〜8回)に分けて入れる
- 完全に火が通る前に巻いていく
きれいな卵焼きを作りたい!と思ったら、ぜひ試してみてくださいね。
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